Cruise Hiveによると、クルーズライン国際協会(CLIA)が集計した2023年のクルーズ乗船客数は3170万人となった。2019年比では7%増、約200万人の増加で、特にエクスペディションクルーズの分野では71%増と大幅に伸長した。

2024年も好調な推移が続いており、通年で3500万人に達するとの予想。記事中ではファーストタイマーの増加やミレニアル世代での意欲上昇、多世代旅行の増加などのトレンドのほか、キャパシティの拡大見通しなどについても紹介されている。

ちなみにCruise Industry Newsによると、4月9日にはクルーズ大手各社のCEOらがパネルディスカッションに登壇してサステナビリティや2024年の業績見通し、船内での消費額上昇トレンド、中国市場への現状と期待などについて議論したとのこと。詳細は記事で確認可能だ。

タイ政府、サムイ島に新クルーズターミナル計画

こうしたブームのなかで、Cruise Hiveによるとタイ政府はサムイ島に新たなクルーズターミナルの建設を検討中。

現地を訪れた首相は、サムイ島が世界の島の人気ランキングでトップ20に入るなど大きな可能性があるとして、その潜在能力を最大限に発揮するためランキングのトップ10入りをKPIとして設定したと明かしたといい、水上飛行機の活用も合わせて進めるという。